落葉高木 沖縄に生える。暖地では野生化している。高さ15mほどになる。樹皮は緑色で平滑。古くなると灰白色になる。葉は互生。葉身は長さ幅とも15〜25cmで、掌状に3〜5裂する。雌雄同株。枝先に大型の円錐花序を出し、淡黄色の小さな花を多数つける。一つの花序に雄花と雌花がまじる。雄花の花糸は合着して筒状になり、葯は先端にかたまってつく。雌花の子房には柄があり、基部には退化した雄しべの葯がついている。花弁のように見えるのは萼片で、花弁はない。萼片は5個、内面には長い毛が密生し、そり返る。果実は袋果。種子が成熟する前に裂開する。種子は直径4〜6mm。花期は5〜6月 冬芽は球形。頂芽は直径8〜15mm。側芽は小さい。赤褐色の毛が密生する。(樹に咲く花) 学名は、Firmiana simplex アオイ科アオギリ属 |
▼2016年11月5日 美保関 | ▼葉は3〜5裂する。 | ▼葉の葉身は長さ約27cm、葉柄は32cm。 |
▼葉の表面にまばらに星状毛があった。 | ▼葉の裏面。 | |
▼葉の裏面は無毛に見える。 | ▼脈腋に毛があり、星状毛が散生する。 | ▼伏毛が残っている。 |
▼冬芽は球形。 | ▼冬芽には毛が密生し、側芽は小さい。 | ▼葉痕はほぼ円形で大きい。 |
▼2010年7月31日 植裁 西忌部 | ▼蕾 | ▼若い果実 |
▼2017年9月19日 植栽 宍道 | ▼葉は長さ約30cm、葉柄は約40cm。 | ▼星状毛が散在する。 |
▼細毛が密生する。 | ▼葉の裏面。 | ▼星状毛が散在する。 |
▼伏毛が密生する。 | ▼頂芽は球形で毛が密生する。 | ▼側芽は小さい。 |
▼2018年4月26日 展開前の冬芽 美保関 | ▼葉痕は円形で、側芽は小さい。 | |