多年草 北海道〜九州の山地や道ばたに普通。茎は叢生し、分枝少なく、まばらに寝た毛があるほかほとんど無毛、葉柄とともに赤い。葉は広卵形、先は3裂し、裂片の先は尾状、基部は広いくさび形、ふちは上ほど大きな鋸歯があり、3主脈が目立ち両面にまばらに寝た毛がある。雌雄同株。雄花序は茎の下方に、雌花序は上方につく。雄花は4花被片と4雄しべがある。雌花の果実は花被筒に包まれ倒広卵形、長さ1.5mm、狭い翼があり、全面に短毛がある。花柱は長さ1.5mm。花期は7〜9月。(原色日本植物図鑑) 有性生殖をする2倍体と無融合生殖をする3倍体があり、太平洋岸では3倍体、日本海側では普通に2倍体も見られる。 学名は、Boehmeria silvestrii イラクサ科ヤブマオ属 |
▼2012年8月8日 大東 | ▼上部にある雌花序。 | ▼下部にある雄花序。 |
▼雄花 | ▼花序の軸の短毛はまばらに斜上する。 | ▼先は3裂し、尾状に伸びる。 |
▼茎は赤味を帯びる。 | ||
▼2011年8月6日 八雲 | ||
▼2007年6月30日 玉湯 | ▼葉の先は3裂し、中央裂片は尾状に伸びる。 | |
▼2017年11月13日 果実 宍道 | ▼果序は長さ約12cm。 | |
▼果実は球形にまとまってつく。 | ▼球状の果序は直径約5mm。 | ▼花被は毛が密生し、花柱が残る。 |
▼果実は花被に包まれている。 | ▼花被は長さ1.5〜2mm。 | ▼花被を除いた果実、長さ約1mm。 |
▼葉は先端が3裂し、裂片は尾状に伸びる。 | ▼葉身は長さ約16cm。 | |
▼まばらに短毛がある。 | ▼葉脈に短毛がある。 | ▼茎や葉柄は赤く、斜上する短毛がある。 |
▼2011年6月15日 大平山 | ||
▼2004年5月5日 京羅木山 | ▼2006年6月11日 玉湯 | |
▼2007年5月20日 東忌部 | ||